20100518

Posh Rabbit

いろはの “い”

シアトルにある島でデザインをしている仲間から、おもしろいなぁ。とおもえるはなしを聞きました。
おうちの新築を依頼されたらしいのですが、条件がすこし変っているんです。
窓はすべて支給、それも、どの部屋にどの窓が入るのかまでも与えられた条件であるということです。
おもしろそうな、というか、パズルを解くようなデザイン作業が要求されそうです。
それに、そんな事は日本ではありえない。と驚きました。
建て主は、窓を家具のように考えていらっしゃるのかもしれません。

家具であれば、このタンスは持ち込み品。としたり、新品でも、この家具はリビングへ。などありますから、必ずしも既に家にあったものでなくとも、窓を家具と思えばなんとか理解できそうです。
この窓を通してあの山を見たい。なんていう夢があれば、窓も家具のひとつといえるでしょう。こだわりがあれば、日本でも可能ではないでしょうか。
建築に詳しくないかたがおうちをつくる場合、一般的には専門家のアドバイスを受けるとおもいます。
予算の打ち合わせでは、「やはり木さっしは高価ですからアルミサッシにしてはいかがでしょうか」などという意見をいただくことが多いかもしれません。
しかし、建て主側でも勉強をして、勇気をもって逆提案ができれば、夢の実現に一歩近づくことができるのではないでしょうか。おうちをつくる総予算から、窓を家具のように先に買えるシステムが社会に存在すると、それは社会貢献になり得るかもしれません。

HM木さっし

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