20090917

H/M木サッシのガラス押さえとそのこころ


木サッシを設計するときには、窓のガラスは、 外部からおさえるのか、
内部からおさえるのかという  Y字路 にさしかかります。

H/M木サッシでは、
ガラス交換を可能にする取外し可能なガラス押さえは、部屋内に施してあります。
ガラス押さえ部材は、14ミリ×14ミリの米ヒバ材です。
ビスは、0.5尺ピッチです。1997年より始めました開発。
いろいろと試作に試作、外押さえを試作したこともあります。
研究結果、標準仕様は部屋内にガラス押さえを。 というおさまりです。


ただし、そこは、HIDA MOUNTAIN 木サッシ。
どのような意匠的ご要望にも特殊、特注サッシとして対応可能です。
H/M木サッシ独自の気密パーツや窓の可動パーツを特殊な納まりや意匠に組み込む事で、特殊解対応させていただいております。
画像は、特殊仕様のガラス外押さえの事例です。



※ なぜ、部屋内にガラスおさえなのか?

  1. 防犯性を重視しています。外部にガラス交換用のビスが露出されている。
    というのは、心理的に不安を与えたり、感じたりしてしまいます。
    自然体なリラックスを住居にをかかげている木サッシ。としては、やはりガラス押さえは、部屋内からのセキュリティー設計です。

  2. 水密性を重視しています。
    我が国は個性のある四季がうきあがるお国柄です。
    蒸し暑い時、日照りの強いとき、雨の激しい時,じめじめしている蒸し暑さ、しみあがる凍り上がる寒冷地。外部に14ミリx14ミリの繊細な部材を施す事は、どうしても水納まりに無理が発生します。無理がかかる状態では、安心できませんので、ガラス押さえは、部屋内です。

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